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六年一組の教室
生徒達
先生ー！さよならー
猿山 らだお
気を付けて帰れよ
猿山 らだお
はぁ……疲れた
猿山 らだお
まだ仕事あんのに
猿山 らだお
………アイツら元気してるかな
猿山 らだお
………
生徒
先生？
生徒
どうして泣いてるんですか？
猿山 らだお
あっもう帰りなさい
生徒
はい
教室には誰もいなく一人だけポツンといた
猿山 らだお
……泣いてる……か
猿山 らだお
確かに泣いてるな俺は
猿山 らだお
笑顔のフリして…さ
猿山 らだお
優しい先生のフリして
猿山 らだお
疲れんだよな
猿山 らだお
教師してるの
猿山 らだお
えぇと……確かアイツの席は……
机の上で何か書いている
猿山 らだお
よし、俺も仕事終わったら帰るか
職員室
猿山 らだお
はぁ……
何時間後
猿山 らだお
終わったー！
猿山 らだお
よし帰るか
猿山 らだお
………
猿山 らだお
今、会いに行くぞ
猿山 らだお
ゾム
ショッピ
殴られるのが当たり前みたいに言ってましたね
シャオロン
助けたいな
ロボロ
人間不信やで？どうやって近づくんよ
トントン
先ず俺達が悪い奴じゃないことを証明する！
コネシマ
なるほどな
鬱先生
優しくしたら良い感じなん？
ショッピ
そうじゃないですかね
鬱先生
俺はゾムのことほっとけないな
ロボロ
俺もやな
シャオロン
なんなら俺も！
ショッピ
みんなだってそう思ってるはずですよ
トントン
誰に向かって言っとん？
ショッピ
いえ何でもないです
ショッピ
ゾムさんが俺達がいい人だと思わせれば良いってことは分かったんですけど
ロボロ
優しくしてもな
コネシマ
一緒に飯食ったり、話したりするのは？
トントン
シッマナイス！
トントン
丁度晩飯食ってないしな
ロボロ
じゃあ俺作ってくるわ
ショッピ
俺はゾムさんのこと呼んできます
ゾム
………
ゾム
殴られる……殴られる
とても怯えていた
コンコン
ゾム
……ﾋﾞｸｯ!
ショッピ『ゾムさん、ご飯一緒に食べましょう？』
ゾム
いらん
ショッピ『そう言わずに』
ゾム
（優しい人、なんかな）
ゾム
（いや、優しいフリしとるかもしれん）
ゾム
（昔、そうやったから）
ショッピ『ゾムさーん！』
ゾム
ほっといてくれん？
ショッピ『ほっとけないです！』
ショッピ『ゾムさん今扉の近くに居ませんか？』
ゾム
え？居らんけど
ショッピ『そうですか、離れててくださいね！』
ゾム
え、何
ガン！（扉を蹴った）
ショッピ
はぁ……疲れたわ
シャオロン
おぉ
トントン
直さなきゃ
鬱先生
ショッピ君がまた扉破壊するから～
ロボロ
ちょっとした問題児
コネシマ
草w
ゾム
……（力強すぎん？）
ゾム
……
ピンポーン（チャイム）
トントン
誰か来たわ
コネシマ
俺見てくるわ
ゾム
あっ来たんかな
シャオロン
ん？誰のことか知ってるん？
ゾム
あっいやなんもない
コネシマの叫び声
ショッピ
え？
シャオロン
今叫び声が……
トントン
シッマ！？
慌ててみんなが下に降りる
ゾム
来んの遅っ
ゾム
……信用できるのは猿山先生だけです
猿山 らだお
きちゃぁぁぁ
コネシマ
あ゛ぁぁぁぁ！？
トントン
シッマ大丈夫か！？
シャオロン
もう入ってきてるで
ショッピ
誰ですか？
猿山 らだお
見ない顔が二人……
鬱先生
あぁえぇと
ロボロ
小学生の時の担任
トントン
猿山先生！久しぶりですね！
コネシマ
何、平気で挨拶しとんねん！
鬱先生
そうやぞ！俺らが酷い目にあったんだからな！？
ショッピ
全く状況が分かんないですけど
シャオロン
そうやぞ！
ゾム
……
猿山 らだお
あっゾム……
トントン
（何で出てきた！？）
猿山 らだお
ゾム……来い！
トントン
ちょっと待て！？
猿山 らだお
何だ？
ゾム
………
トントン
先生は何しに来たん！？
猿山 らだお
う～ん助けに来た
鬱先生
こんな先生アカンでゾム！！
コネシマ
お前、忘れたんか！？
トントン
助けに来た？どうせ嘘やろ？
ロボロ
渡さんからな！？
ゾム
（なんやいい人達やん）
ゾム
（何を不安がってたんや）
猿山 らだお
………………
猿山 らだお
………う
トントン
？
猿山 らだお
殺し合いをしよう？
ショッピ
（巻き込まれた）
シャオロン
（狂っとるこの先生！！）
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