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だから私は明日の君を描く2

だから私は明日の君を描く2

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だから私は明日の君を描く2

2019年05月06日

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望月遠子

(今日は数学のクラス発表か)

私たちの学校では前期と後期で、αクラス、Aクラス、Bクラスの3つに振り分けられるのだ。

望月遠子

(後期は頑張ったしαクラスがいいなー)

私はクラス発表の表を見た。

望月遠子

(あった!)

望月遠子

(αクラスだ!)

遠藤遥

遠子!

望月遠子

なに?

遠藤遥

どのクラスだった?

望月遠子

αクラス

遠藤遥

ほんとに?!

望月遠子

うん

遠藤遥

おめでとー!

望月遠子

ありがとう

遠藤遥

αクラスってことは、彼方君と一緒じゃん!

望月遠子

そうなの?

遠藤遥

いいなー!

キーンコーンカーンコーン

遠藤遥

じゃあ、行くね!

望月遠子

遥はどこ?

遠藤遥

Aクラス!

望月遠子

そっか

遠藤遥

じゃあ!

望月遠子

うん!

私はαクラスの教室に入った。

望月遠子

(えっと私の席は)

望月遠子

(あそこか)

私は指定された席に着いた。

すると、教室がざわつき始めた。

望月遠子

(なんだろう)

顔を上げた先には、長谷大虎君と吉田叶希君、そして羽鳥彼方君の3人がいた。

周りの女子1

噂通りのイケメン!

周りの女子2

かっこいい!

3人は席の表を見てからそれぞれ指定された席に向かった。

望月遠子

(えっ?彼方君が私の隣?!)

羽鳥彼方

こんにちは!

望月遠子

こんにちは

望月遠子

(どうしよう!彼方君が隣じゃ授業に集中できるわけない!)

そんなことを考えていると先生が入ってきた。

望月遠子

(うわっ!学校1怖い先生じゃん!)

望月遠子

(色々最悪)

先生

き!

先生

望月!

望月遠子

え、あっ、はい!

先生

この問題の答えは?

望月遠子

えっとー

望月遠子

(色々考えてたから、何も聞いてなかったー)

望月遠子

(どこの問題だろう)

望月遠子

望月遠子

すいません、わかりません

先生

わからないは認めない

先生

早く答えろ!

今にも泣きだしそうなのを必死におさえていた。

羽鳥彼方

12です!

望月遠子

え?

先生

あってるが、俺は望月に聞いたんだ

吉田叶希

何やってんだよ!笑笑

長谷大虎

笑笑

教室内に笑いが起きた。

先生

望月

望月遠子

はい

先生

もう座っていいぞ

私は焦りながらも座った。

望月遠子

(彼方君が助けてくれた?)

望月遠子

(この私を?)

望月遠子

(お礼言わなきゃ!)

先生

次回はここをやるからな!

キーンコーンカーンコーン

望月遠子

あ、あの

羽鳥彼方

ん?

望月遠子

さっきはありがとうございました

羽鳥彼方

俺の方こそごめんね?迷惑だったよね笑笑

望月遠子

いえ、そんな

望月遠子

助かりました

羽鳥彼方

ならよかった!

羽鳥彼方

俺も1回、指名されてわからないことがあって、正直に「わかりません」って言ったら「わからないは認めない」って

羽鳥彼方

それでずっと立たされてたんだよね笑笑

望月遠子

そうなの?

羽鳥彼方

うん。だから望月さんには同じ思いをさせたくないと思って

望月遠子

え?

望月遠子

なんで私の名前を

羽鳥彼方

あっ、いや

羽鳥彼方

風の噂ってやつ?

羽鳥彼方

ほら1回、集会のときに表彰されてたから

望月遠子

あー、覚えてたの?

羽鳥彼方

うん

羽鳥彼方

望月遠子ちゃんでしょ?

望月遠子

はい///

羽鳥彼方

俺は羽鳥彼方!

羽鳥彼方

これからよろしくね!

望月遠子

よろしく

羽鳥彼方

ごめん!次、音楽室だから

望月遠子

ごめんね?呼び止めちゃって

羽鳥彼方

ううん!また明日ね!

望月遠子

はい!

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