ぐらぐらと視界が揺れる絨毯の上をもの凄いスピードで辺りをはしりぬける僕たち。
エース
監督生
だが、いつまでもことが 上手くいくわけが無い。
目の前にはイグニハイドの2人、 ハーツラビュル一同、ディアソムニア一同が仁王立ちをしていた。
こちらも豪華なメンツである。
イデア先輩が指をさして ぼそっと一言。
イデア
オルト
監督生
イデア
ぴかりと光ったと思えば、絨毯は一瞬でただの糸くずたちに早変わり。
3人+1匹
一瞬で宙に浮いた状態になった僕たちは受け身を取り損ね、派手に落ちた。
エース
歯を食いしばりながらすぐに立ち上がるエース。
僕は痛めた膝を無理やり起こして 走り出した。
グリム
炎を吹くグリム。 そこに新たな人影が目の前に写った。
アズール
アズール先輩だ。
メガネをくっとあげたあと 杖を振り、渦巻いた水を発生させた。
僕でも分かるほど、高度な水魔法だ。
グリムの炎はあっという間に 消される。
疲労困憊か、 グリムはその場にへたっ…と 倒れてこんでしまった。
監督生
急いで抱き寄せようとすると、イデア先輩にグリムを奪われてしまった。
イデア
グリム
エース
デュース
どしゃんと重く響く...と思いきや
トレイ
大釜がカラフルなトランプに 早変わり。
エース
ケイト
トレイ
リドル
がちゃん、と激しい金属音が鳴る。
監督生
後ろから勢いよく首輪が付けられたことで前に倒れ込むデュース。
リドル
デュース
デュースとグリムが とうとう離脱してしまった。
エース
監督生
エース
前には重心を低くし、抜刀の準備をして待ち構えているセベクと シルバー先輩。
エース
肩で息をしながら エースは火の魔法を繰り出す。
セベク
セベクに弾かれた魔法は軌道を変えてエースの真正面に向かってくる。
エース
監督生
両膝をつき倒れ込むエース。それを素早く抱え込むシルバー先輩とセベク。
シルバー
一人になった私の前に ふわっと降り立ってきたのは マレウス先輩とリリア先輩。
マレウス
リリア
そして二人に肩をガッと掴まれる。
監督生
リリア
マレウス
あたりが真っ白く光り渡る。
閃光を発するような強い光に襲われたと思うと、そこは鏡の間だった。
そこにはまた、 怪しく光る学園長が立っていた。
学園長
そう言って、両手を2回叩く。
次の瞬間、エースたちをひっ捕らえていた先輩たちがばたりばたりと倒れ始めた。
デュース
必死にデュースたちが先輩たちの身体を揺らすが、返事はない。
学園長
そう言って、 不気味に近づいてくる学園長。
学園長
恐ろしさに耐えながらも 僕は唇を弱々しく開いた。
監督生
学園長は僅かに間を開けたあと、さも当たり前かのように答えた。
学園長
監督生
何を言ってるのか分からないが、肩が1人でに震えるほどの恐怖を感じる。
学園長は少し考えるように顎に手を添えたあと、答えた。
学園長
学園長
背中に冷たい風が気味悪く通り抜けたかのように、私は戦慄した。
コメント
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やっばい続き気になるZe☆