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コツ、コツと靴音を鳴らしながら 長い廊下を歩く学園長。
学園長
_その頃の監督生たち (ユウ side)
僕たちは早速、 行き止まりの壁に 追い詰められていた。
監督生
グリム
監督生
とうに息切れをしている僕たちの前に立ちはだかるは
リーチの双子、ポムフィオーレのお三方、ジャミル先輩たちである。
(...まず双子がいる時点で怖いよ...)
すると、 ジャミル先輩が淡々と喋り始めた。
ジャミル
デュース
そう言って僕の肩を掴むデュース。
フロイド
ジェイド
ガチ切れで 鋭い歯が剥き出しのフロイド先輩と、普段と変わらず にこやかなジェイド先輩。
じわりと近づいてくる。
手汗が止まらない。
そこでルーク先輩が笑顔で こちらに語りかけてきた。
ルーク
監督生
ルーク
ルーク
監督生
エースは口をとんがらせ、生意気じみた口調で喋った。
エース
エペル
ヴィル
先輩たちの様子が明らかにおかしい。
(どうすれば...)
エースはあーあ とわざとらしく 言いながら口を開いた。
エース
グリム
デュース
(なんでこんなところでも喧嘩始めるかなぁ...)
(こいつらはいつもそう。それでこの後魔法で乱闘に...)
(...ん?待てよ)
(いいこと思いついた!!!)
監督生
エース
監督生
グリム
素早く離れる先輩たち。
(その隙に!!)
監督生
エース
エースの放った風がグリムの炎と一体化し、炎はより大きく激しく燃える。
(目くらましにはなった!あとはここで逃げるだけだけど…)
そう思った瞬間。
びゅんっと目にも止まらぬ速さで 赤い布がとんできた。
デュースが指を指す。
デュース
グリム
エース
するとジャミル先輩が ギリっと歯ぎしりをして 絨毯を睨んだ。
ジャミル
ヴィル
ジャミル
僕たちはすかさず絨毯に飛び乗る。
デュース
エース
監督生
下を見るといつになく冷たい目をして僕たちを睨む先輩方。
(…特に、フロイド先輩が。ビキビキいってるのが上からでもわかりました。)
フロイド
ジェイド
エース
デュースが首を傾げる。
デュース
エース
学園長
学園長
しんとした廊下の中で学園長の叫びが重なり合って響いた。