俺らは病院にきている
しかも
ただのやつでは来れないとこに。
A
やったな、B。
B
おう。やっとここまで来たんだ
B
失敗する訳には行かねえ
すると、Aは土管をこじ開け始めた
開いたと思うと、警報が耳をつんざくような音でなった。
A
やっぱりな
A
この下にあるんだ
B
早く入れ!あいつらが来ちまう
警報
侵入者!侵入者発見!直ちに○○へ移動!
A
へっ。こんなのへっちゃらだ
B
!きたぞ!足音がする!
ドサッ
中に入り、土管を再び閉めた
見渡す限り、小さな部屋のようだ
真ん中に椅子と書類やらなにやらおいてあるつくえだけだった
Aは深呼吸し、一言言った
A
ついにやったな
AとBは前へ進み出た。
Bが小さなコップに入った薬を飲もうとすると
Aがそれを奪い取り、
半分飲み干した
B
おいおい…
A
へへへ、我慢できなくてさ
B
ん?なんだ、実験日記みたいなやつか?
9月27日
やっと完成した
ためしにねずみに薬をうってみた
成功だ
ナイフをさしたが
生きている
そのままどこかへ行ってしまった
すると、Bは真っ青な顔をした
A
どうした?まだなにかあるのか?
B
おい…おい、A…この薬…不老不死とか…死なない薬じゃなくて…
B
…痛みはうけるけど…死なない…永遠に痛みを味わいながら…苦しみながら…
B
生きていく…そう、一言で言えば
B
死ねない薬だ