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え、毒!?えちょ続き気になりすぎるーーー!!!
デビルズパレス 食堂
ナック
相変わらず足音一つ立てずに
彼は入口のそばで困ったように 笑っていた
主
私もつられてすこし頬が緩む
目の前に並べておいた2つのグラスに 目を向けた
ナック
主
そう言いながらも持っていたロウソク立てをテーブルに置き
ナックは向かい合う形で席についた
主
主
ナック
興味深げにナックは掲げたグラスを のぞきこんだ
ガラス越しに
淡いブルーのカクテルと赤い瞳が重なる
主
主
ロウソクの炎がふっと揺れる
ナック
ナック
ナック
いつものように
彼は巧みな話術を披露する
私はテーブルの下でギュッと拳を握った
主
主
主
私は明るい口調で言った
主
ナック
ナック
うやうやしくグラスを口元に運んだ彼は
上品な仕草で春の空を嚥下した
主
私は緩みそうになる顔に力を入れる
主
ナック
少しうつむいたナックから言葉は 帰ってこない
影になった表情もよく見えない
主
ナック
次の瞬間
ナック
ナック
主
ナック
ナックは肩を小刻みに揺らしながら
声を漏らして笑っていた
主
主
主
主
主
ナック
ナック
ナックは笑いながら唐突にそう言った
主
ナック
ナック
ナック
ナック
主
主
主
どっと体の力が抜けた私は
だらしなく椅子にもたれかかった
ナック
ナック
主
主
ナック
ナック
主
ナック
私は精一杯の愛嬌を込めて首を かしげてみせる
ナック
私の勝ちを示す彼のため息が闇に溶ける
主
私は先をうながす
ナック
彼はもう一度グラスを掲げた
ナック
イタズラっぽく笑った彼の濃い青が
揺れる透明なブルーに重なった
つづく