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主
さつき(ママ)
主
さつき(ママ)
主
さつき(ママ)
主
さつき(ママ)
主
主
咲き誇る花火をとある三人が見つめていた。
初兎
一人が鼻歌を口ずさむ。
いふ
それに続いてまた一人
ほとけ
また一人。
いふ
初兎
その約束が果たされることは
二度となかった。
ほとけ
いふ
でも、それでも
どれだけ経っても消えてくれない
この胸のモヤを。
初兎
"僕ら待ってた"
ほとけ
昨日も今日も晴天で、入道雲を見ていた。
ほとけ
怠いくらいの快晴だ。徐に目を閉じて。
目を閉じた瞼の裏に蘇るのは、 此処で走り回っている二人の笑う顔。
…のはずなのに。
「それ」はどうも簡単に思い出せやしないようで
ほとけ
年を取った現状に浸ってたんだよ。
ほとけ
ほとけ
大人ぶった作戦で
ほとけ
不思議な合図立てて
初兎
ーちゃん!
しょーーん!
あれ?だれかよんでる?
りうら
初兎
初兎
りうら
りうら
なんだ、夢か。随分と懐かしい夢だ。
初兎
初兎
りうら
初兎
りうら
りうら
初兎
りうら
初兎
りうら
立ち向かって手を取った。
初兎
りうら
初兎
りうら
初兎
りうら
りうら
りうちゃんとは同僚。唯一の味方みたいなもんだ。
初兎
初兎
此処はいわゆるブラック企業。
理不尽なんて当然で。 独りぼっち強いられて。
初兎
初兎
迷った僕は憂鬱になりそうになってさ。
初兎
ふと、昔を思い出す。
いふ
親はいなかった。いや、今のは言い方が悪いな。 親は、共働きで、いつもいなかったから。
嫌気が差して、ついつい家出してしまって。
見事に迷子になった。
いふ
真っ赤な太陽がじりじりと照りつける夏の日。
背高草を分けて、滲む太陽睨んで
やっと開けた場所に出たと思った時、 そこに一人の男の子が立っていることに気づいた。
いふ
いふ
キラキラと光る星みたいな男の子。
こちらを振り向いた君に少し見惚れてしまう。
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
ほとけ
いふ
そこから君と仲良くなって、 家出をしたことを話した。
そしたら君はさ、こう言ったんだ。
ほとけ
ほとけ
ほとけ
いふ
顔も思い出せない君を懐かしく思う。
仕事の帰り道。俗に言うブラック企業のため、 もう太陽は登っている。今日は休みのはずなのに。
騒がしさがノックして 生まれた感情さえも。
いふ
いふ
頭に浮かんでは萎んだ。
いふ
いふ
いふ
吐き捨てるように言う。
もしかしたら、ほんとは「それ」は俺の思い込みで、 想像なのかもしれないとすら感じる。
いふ
主
さつき(ママ)
主
さつき(ママ)
主
主
さつき(ママ)
主
主