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初めて描いたからめっちゃおかしい。どーしよ(´;ω;`) まあ、頑張るからよろしくお願いします
ーーーちゃん!
誰かが、呼んでる、、、?
お兄ちゃん!
楓
紫苑
紫苑
楓
紫苑は俺の妹だ
栗色の髪をポニーテール にしている可愛らしい少女
紫苑
楓
紫苑
紫苑
楓
楓
紫苑
父さん
この人は俺の父さん
俺とは違い 優しい雰囲気の人
楓
父さん
楓
楓
紫苑
楓
紫苑
紫苑
楓
父さん
楓
紫苑
いただきまーす
楓
紫苑
紫苑
楓
父さん
紫苑
紫苑
父さん
紫苑
紫苑
楓
紫苑
紫苑
楓
紫苑
ごちそうさまー
父さん
楓
楓
楓
ピッ
テレビをつけると ちょうどニュースが流れていた
アナウンサー 「昨日の17時ごろ20代の男性が 自宅で死亡しているところが 発見されました。」
アナウンサー 「遺体に外傷は無く、 持病があったかなどについては 現在も捜査中だそうです」
アナウンサー 「次のニュースです」
楓
紫苑
楓
紫苑
紫苑
楓
紫苑
父さん
楓
いってきまーす
紫苑
バタンッ
アナウンサー 「先日の無差別殺人事件の 容疑者ですが」
紫苑
アナウンサー 「取り調べに対し、
『狼が来る』
と、謎の供述を、、、」
ピッ
紫苑
楓
父さん
楓
数時間後
ザアアアアアア
楓
父さん
楓
タッタッタッタッ
父さん
楓
父さん
楓
父さん
楓
父さん
楓
楓
父さん
楓
父さん
楓
楓
そんなことを呟きながら 走り出す
父さん
楓
俺は大丈夫だよ
そんな意味を込めて 父さんに手を振る
楓
楓
父さんが なぜかこっちへ走って来ていた
楓
楓
父さん
楓
キキィィィィ
思わず耳を押さえたくなるような不快な音
その音で俺は やっと状況を理解する
大きなトラックが目の前に 迫っていた
あ、
俺死ぬんだな
そう思い俺は目を閉じた
キィィィィィ!
ドンッ!!!
鈍い音が聞こえた
あれ?どこも、、、
痛くない、、、?
意識も、はっきりしてる
その事に気づき、 恐る恐る目を開ける
楓
目の前には 突っ込んできたトラックと、、、
父さんが、倒れていた
楓
動かない父さんに近づき 声をかける
父さん
父さんがゆっくりと目を開ける
もう息も絶え絶えだった
楓
震える手でスマホをつかむ
父さん
父さんが話しかけてくる
父さん
父さん
楓
楓
楓
父さん
父さんが嬉しそうな顔をする
父さん
楓
母さんは俺が12才のときに死んだ 病気だった。
病気だって気づいたときには もう遅かった
母さんの葬式が終わり
泣きつかれて 眠った紫苑を抱えながら
父さんは俺にこう言ってきた
父さん
父さん
父さん
楓
楓
楓
父さん
そう言って笑う父さんの横顔は 少しだけ、寂しそうだった
父さん
父さん
楓
目の前が段々と涙でぼやけてくる
父さん
父さんが 優しい顔でそう言ってくるから
俺はただ、静かに頷いた
父さん
父さん
優しく微笑んでから 父さんはゆっくりと目を閉じた
楓
楓
体を軽く揺すってみても 目を覚まさない
楓
涙が溢れてきた
そこからはもう声もあげずに 泣いた
楓
楓
小さい頃みたいに 父さんに抱きついて
遠くからサイレンの音が聞こえた 誰かが呼んでくれたらしい
でももう、そんなこと どうでもよかった
段々と冷たくなっていく父さんに 抱きついたまま俺は泣き続けた