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ここは昆虫の国『インセクトランド』!たくさんの虫たちが暮らしています!ここはてっぺんの木!この木には赤いリボンがたくさん!ここである事を頑張っている女の子がいます。そう、ナナホシテントウのミアです!
ナナホシテントウのミア「えい!」
ミアは大好きなお空にタッチを練習しているのです!ミアがてっぺんの木よりどんどん高く飛んで行き、その木の端っこに赤いリボンを結んで印をつけました。これでてっぺんの木の木の端全ての印が完成し、後はお空の太陽にタッチするだけになりました!ミア、頑張れ(^O^)
ミア「それーっ!」
ミアは青い空に飛び立っていき、少し風が吹いてきてもへこたれません。そして手を伸ばしました。
ミア「お空にターッチ‼︎」
ミアは大きな声で言ってお空にタッチ出来なかった失敗を思い出しながらも諦めずに頑張りますがまた強い風が吹いてきて、ミアをてっぺんの木に下ろそうとしても前より負けなくなったミアは木の上の近くまで来ました。なんとミアは木の上までは落ちてきませんね!
ミア「負けないもん!」
風がなく、今のうちだとミアはどんどん太陽まで上がりました。どうでしょうどうでしょう⁉︎ミアが手を伸ばすと・・・。
ミア「出来た!お空にタッチ!ポカポカルンルン」
ミアは目を輝かせてとても嬉しくなりました。そう、ミアのお空にタッチは大成功となったのです!お日様もミアを明るく照らしてくれました。
ミア「やったー!」
ミアの様子を見ていたギンヤンマのアクセルと妖精の私は手を繋ぎ合いながらミアのお空にタッチ出来た事を友達に伝えに行きました。
ミアが地面に降り立って、駆け足でてっぺんの木から離れてやって来ました。
ミア「ねえ、みんなー!ねえねえみんな遊ぼう?ミアね、お空にタッチ・・・」
するとミアは一人だけであり、アクセルも私も含めみんながいません。ミアはきょとんとし始めました。
一方、ハキリアリのマキシームは、マメコバチのテオと一緒に葉っぱを切って何かを作っていました。
ハキリアリのマキシーム「はい!出来ました!」
マキシームが葉っぱで作った物を見せました。
マメコバチのテオ「いいねいいね、So Cute!まだまだいっぱい葉っぱを持ってくるよ!」
マキシーム「お願いしますでーす!」
するとミアがやって来ました。
ミア「見つけた!」
マキシームとテオがミアに見つけられてしまい大慌て!
テオ「Wow!」
マキシーム「あれれ!」
ミア「テオ、マキシーム遊ぼう?ミアねミアね!」
テオ「ああ、ミアGirl。き、今日は僕たち・・・」
マキシーム「すっごく忙しくてですね・・・」
二人の言い分にミアは拗ねてしまいました。
ミア「えー?」
一方木の穴の中にはヘラクレスオオカブトのガブリエルとオオクワガタのラファエルがそれぞれの瓢箪に入った樹液を持ってきて争っています。ラファエルが樹液を見せて言いました。
オオクワガタのラファエル「おいらの樹液がすっごく美味しいんだ!」
ヘラクレスオオカブトのガブリエル「俺様の樹液は珍しく一級品だ!こっちの方がピッタリだろ!」
ラファエル「何を!」
その言い争いの声聞いたのかミアに木の穴から見つけられてしまいました。
ミア「喧嘩はやめてー!」
ガブリエルとラファエルは大慌て!
ミア「もう仲良くして!それより遊ぼう?ミアねミアね」
ラファエルとガブリエルは、両手を合わせました。
ラファエル「ご、ごめんミア・・・」
ガブリエル「今はちょーっと忙しくってな・・・」
ミア「もー!」
ミアはどんどん拗ねました。
一方ヒメボタルのアダムが葉っぱの上に絵を描いていてそれをモンシロチョウのエデンと私が見ています。
ヒメボタルのアダム「どうしよう。何をあげたら喜んでくれるのかな?考えれば考えるほど分かんなくなっちゃう」
アダムは葉っぱの絵を線を引いて消して悩み始めました。
「うーんそうだ!それなら・・・」
アダム「未来ちゃん?」
私がエデンに耳元で囁くとエデンは大賛成!
エデン「未来さんからのアイデアだけど、アダムさんがもらって一番嬉しいものを考えてみたらどうかしら?」
「そうそう」
アダム「僕が嬉しい物・・・?」
すると拗ねた様子のミアがその声を聞いて、アダムとエデンと私に声をかけてきて見つかってしまい、慌て始めました。
ミア「アダム、エデン、未来お姉さん。ねえ遊ぼう?ミア、つまんない!」
「あら、ミア!ごめんね」
エデン「ミアさん、ごめんなさいね」
アダム「あー忙しい忙しい・・・」
拗ねたミアは悲しくなりました。
夕方、ミアはお花の上に座り込んで泣いてます。
ミア「お空にタッチ、頑張ったのに・・・」
すると・・・?
声「ミア!」
ミアが泣き止んでその声に振り向くとハナカマキリのシャルロットでした。
ミア「シャルロット?」
ハナカマキリのシャルロット「お手伝いをお願いしたいの。てっぺんの木に来てくれない?」
ミアは驚きました。
寂しそうな顔をしているミアがてっぺんの木まで歩いていると?
ミア「はぁー・・・」
ミアが見上げると、葉っぱで出来た飾りがあり、エデンの手作り料理や樹液など沢山あるではありませんか!
アダム「せーの!」
アダムを筆頭に私を含むみんながミアに言いました。
みんな「ミア、お空にタッチ、おめでとう!」
ミア「え?」
アダム「内緒にしててごめんね、ミア」
「私も謝るわ。ごめんね、可愛いミアちゃん!」
ギンヤンマのアクセル「驚いたか?」
ミア「う、うん。だってみんな、今日は忙しいって」
エデン「パーティーの準備で忙しかったから」
ガブリエル「ミアを喜ばせたくってな」
ミアは笑います。
アダム「後、これ。僕たちからのプレゼント」
アダムがミアに葉っぱに書いた手紙を渡しました。
アダム「ミアへのお手紙なんだ」
シャルロット「プレゼント、私たちみんなで考えたんだけど」
「そうよね」
テオ「アダムBoyのアイデアが、Very Niceだったからね」
ミアは嬉しそうに笑い、みんなからの手紙を見ました。最初はアダムからの手紙では『ミアへ、僕、ミアが毎日頑張っているのがすごいって思ってた。お空がどんな感じか知りたいなんて考えた事もなかったし』ラファエルからの手紙には『おいら、ミアを見て頑張ろうって思ったんだ』エデンからの手紙には『ミアさんの諦めないところ、大好きですわ』私が書いた手紙には『諦めない頑張り屋さんのミアが羨ましいと思ったわ。私が勝負嫌いだって泣いていた時は私だけではなくてみんなも勝負が嫌いだって気づかせてくれたわ。本当にありがとう』そしてテオの書いた手紙には『Congratulations、ミア!』と書かれていましたね。ミアは目に涙を溜めて嬉しくなり、手紙を抱きしめました。
ミア「ありがとう!ミア大切にする・・・」
「ミア、喜んでくれて私たち嬉しいわ」
アクセル「さあさあ、おめでとうのパーティーの始まりだ!」
「ウフフ、そうね」
マキシーム「お空にタッチした時の事、教えてほしいであります!」
ミア「うん!あのね、お空はとてもポカポカで、ルンルンで、ふわふわでキラキラで最高にハッピーだったんだ!」
「そうだったのねミア。ミアが嬉しがったら私たちもとても嬉しくなるわ!」
私はとても嬉しそうに笑うとみんなも笑い合うのでした。
つづく。
みんな:がんばったおともだちをおいわいしよう!