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登場人物
赤葦京治
木葉秋紀
葦モブ︎︎♀要素あり
赤葦京治は俺の高校時代の好きな人だった。
高校を卒業して社会人になり年月が経った ある日。
「もしもし」
電話が来た。しかもその相手は
高校時代の好きな人。
「結婚、したんです。」
「そうなの?おめでとう。」
「ありがとうございます。 」
「……」
沈黙が流れる。
「…どんな人なの?」
「凄く、かわいいです。
それと、凄く器用な人で、
料理が上手です。」
「そうなんだ。食べてみたい。」
「今度来てください。
歓迎しますよ」
「…うん。楽しみにしとく」
「木兎達には言ったの?」
「まだです。
木葉さんが1番最初です。
木葉さんには1番に言いたくて。」
「そうか。
ありがとな。」
やめろ。それ以上期待させないでくれ。
また、好きになってしまう。
…そっちがその気なら、
俺はここで終止符を打つよ。
「そんな赤葦に
俺も言いたいことがあるんだ。」
「なんですか……?」
「俺、高校の時、赤葦の事好きだったんだ。」
「…それは恋愛感情の方ですか?」
「…そうだよ。」
「木葉さん」
「なに?」
「 。 」
おまけ:赤葦side
高校の時、木葉秋紀という人物は
大きく関わってきたと思う。
2人で出かけたりもした。
俺は木葉さんの事が好きだった。
この気持ちがバレないまま、
終わればいいと思ってた。
でも、高校の時、部活の片付けをしている最中、棚の上から物が落ちてきた時だった。
「木葉さん、危ない…!」
「…!!」
ドカッという鈍い音が大きく聞こえた。
「ごめん、赤葦!!
大丈夫か!?、怪我してないか?」
「俺は大丈夫です。
木葉さんは、怪我してませんか?」
「お前のおかげで大丈夫だよ!
ほら!」
じゃーん…と言いながら体を広げた姿。
可愛かった。
「……」
「う、わ、
恥ずかしいんだけど、」
「…すいません可愛いですよ。
良かったです。」
「…え
か、かわいいってなんだよ〜、」
そういう木葉さんは、凄く赤くなって、
照れていた
正直、俺の事が好きなのかと思った。
「……ご、ごめん。
先に行くな。
待ってるぞ。」
「!はい。わかりました。」
あそこで、俺は
木葉さんは俺の事が好きなのだと、
気づいてしまった。
そして、年月が経ち、
彼女と、結婚することになった。
やはり、最初に報告したいと思い浮かんだのは木葉さんだった。
「もしもし」
聞き慣れた声。
結婚の話をした。
「…赤葦に言いたいことがあるんだ。」
突然、木葉さんが言ってきた。
「なんですか……? 」
「俺、高校の時、
お前のこと好きだったんだ。」
知ってた。と言わんばかりだった。
…でも、俺にはもう、好きだと思う人がいる。それは、木葉さんもだ
もう、俺に対する恋愛感情は無いはずだ。
でも、心のどこかではまだ、木葉さんの事が好きな俺が居る。最低だ。
ねぇ、木葉さん。
「 。」
空白の部分はみなさんのご想像にお任せします!🤍