コメント
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え,流石に天才すぎる✨
やばい 、 めっちゃ好きです 😭
「ごめんなさい、やっぱり無理です」
言葉の意味が理解できなかった
いや、理解しようとしてなかったのかもしれない
「そもそも…男同士だし、まぁ…男でも私はいけるんですけど…三人のこと仲間だと思ってるんです…、そりゃ私も貴方たちの事大好きだし愛してます…けど…もちろん家族的なもので…」
薄々こんな結末になる事頭のどこかでわかっていたのかもしれない
でも、凪ちゃんも、もしかしたら俺らと同じ気持ちなんじゃないかって思ったんだ
「多分その気持ちは恋じゃなくて一時の気の迷いですよ。あ、でも大丈夫だから、私はそんな事でお前らのこと嫌いになったりしない」
そう言って安心させるかのように笑った凪ちゃんの顔を見て漸く失恋したんだと理解した
今まで素直じゃなかったから…?
それでも彼はなんだかんだ俺に優しく構ってくれるから俺はそれを勝手に自分に対する好意だと自惚れていたんだろうか
「……先、帰るね。」
気付いたら二人といなくなってて俺は自室のベッドの中に居た
無論、眠れるはずもなくぼーっと天井を眺めながら会話を思い出していた
「家族として…か……」
男同士、おまけに相方に恋をしたというのは冷静に考えると可笑しいかもしれない
家族として三人が好きというのも納得できる
でも俺のこの気持ちは一時の気の迷いなんかじゃない、多分、他の二人も同じ事を考えているんだろう
俺は恋愛対象として彼が好きだ
それははっきりと自信を持って言える
いつもは素直になれないけど俺に構ってくれる凪ちゃんが好き、彼は最初に俺を見つけてくれた光みたいな人
一番に俺の事を考えてくれて自分の事は二の次にするところは少し直してほしいけど俺はそんな優しい彼の事が本当に好きで…
「…あ」
もしかしたら
もしかしたら凪ちゃんは俺達の事を考えて振ったのかもしれない
男同士で、しかも同期で…なんて世間から見られたら俺たちがどうなるかなんて考えなくてもわかる事だ
凪ちゃんは俺達がそうなる事を防ぐために振ったんだ
本当は凪ちゃんも俺達の事がそういう意味で好きなのに我慢して振ったんだ
…君はなんでも一人で考えて勝手に決めるんだから…
俺は別に一緒ならどうなってもいいし…少しくらい相談してくれたっていいじゃん
まあ、そういうとこも嫌いじゃないけど
しかしどうしようか、困った。
そんな考えを持っている以上、何を言っても素直に俺達とは付き合ってはくれないだろう
だとすれば問題は一つでどうやって彼を素直にするかで…。
「……どうしよっかな」
頭を悩ませていると雲雀と奏斗から連絡がきて…、……あぁ…なるほど
「名案じゃん、これ。」