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なのに、中野は僕のせいでレナが追い詰められたと言い出した。
僕のせい?いいや、レナは僕の事が好きだからそんなわけが無い。
そして中野は僕を臆病だと侮辱もした。
僕の特徴を沢山あげて行くにつれ僕の方をちらちらと見るクラスメイト達。
ばか共の適当な憶測など僕には通用なんてしない。
僕がレナを好きなようにレナも僕を好きなはずだから。
なのに中野のせいで僕が悪いように仕立てられてたまったもんじゃない。
今すぐにでも中野を殺したいと思った。
けれど中野はクラスメイトに全てを話したら死ぬと言い出した。
紗良をひとりにすることはできない。
だなんて、お前なんかレナは求めていないだろ。
正直心の中では嘲笑っていた。
まぁ、僕の手で人を殺めることが無いのだから良かったか。
無駄な犯罪を犯さずに済んだ。
だが中野はさらに僕を侮辱した。
猫の死体を見て笑っていたところを見られていたのだ。
そして見られて驚いた僕が面白かっただとか。
これは侮辱が過ぎる。
僕は今すぐにでも中野を殺したい。
怒りがふつふつと沸いてくる。
けれどどれだけ怒っても中野は死ぬ、レナは死んだ。
これは運命というより宿命なのだ。
だからもう僕があのふたりを気にする事はない。
次はどの女を実験台にしようか。
少しだけ秘密基地に行こう。