匂い
私には付き合って
もうすぐで3年目になる彼がいる。
その彼は夜遅くに帰ってきて
話す機会も会う機会もないの。
よし│ごめんな、また遅くて
深夜の2:00
彼が帰ってきた。
幸いなことに私は起きてたんだ
○○│おかえりよしくんッ!
久しぶりに見た彼
少し窶れて見えるのは気のせいなのかな?
だなんて思っていたけど、
彼から色々な香水の匂いがする。
よし│どないしたん?笑
よし│そんなボーとして、笑
疑いたくない。
別れたくもない。
他に女が…?
なわけないよね。
だなんて思っていても、気になっちゃって
○○│よしくん、
私は彼に問いかけるように名前を呼ぶ
よし│んー?
彼は笑顔で私を見る。
○○│…好きだよ
こんなことしか言えない私
情けないよね…笑
よし│どないしたんや、?笑
よし│そんなくらい顔して
彼は私に問いかける
○○│うんん、なんでも、笑
言えない。
と言うよりも、言いたくない。
○○│よしくん、私先寝るね、
私がそう言うと、
彼は笑顔で私に
よし│おやすみ○○
よし│いい夢見ーや、?笑
彼はそう言い私の頬にキスをした。
久しぶりだな、笑
なんて思い寝室へ向かった…。
翌朝
今の時刻を見ると9:00を回っていた
○○│よしくんッ…!!
私は少し期待を高めながら、
リビングへ降りた。
そこにはよしくんなんていなくて、
残っていたのは、
昨日嗅いだ少しきつい香水の匂い。
○○│やっぱり言わなきゃダメなのかな…。
不安と絶望に陥る私
彼はどんな子と浮気してるのかな
私と真逆なのかな。
だなんて頭の中は混乱中
そんなこと思い私は普通の日課をする
時刻を見れば深夜の2:30
昨日は2:00に帰ってきてたのに…。
トラブル…?
浮気…?
そんなことで頭がいっぱいだった。
だけど、
ガチャ
玄関が開く音がした。
不安が解けて私は玄関へ早足へと向かった
よし│お〜、笑
私を見て笑う彼
やっぱり愛おしくて離れたくないんだよ。
そう思っていたら、
私は彼の胸へ飛びついていた。
よし│可愛ええな
彼はそう言い私の頭を撫でる
一生このまま時間が止まればいいのに
だなんて考えていても、
止まるはずがないのに…。
よし│眠たくないん?
彼は私にそう問いかける
○○│少しだけ眠たいけど…、笑
私がそう言うと、
よし│明日俺久しぶりの休みやから一緒に寝よ
彼はそう言った。
毎日一緒に寝ているはずだけど、
そんな感覚なんてなくて、
朝起きたら、隣にはあなたなんていない。
そんな生活が2週間続いてたんだ。
よし│寝室で待っといて、笑
彼はそう言いネクタイを緩め
バスルームへ行く。
○○│…幸せだな、笑
そんなこと思っていたけど、
やっぱり香水の匂いがしたんだ。
昨日とは違う香水の匂い。
そう考えたら…
私は辛くて少し涙を流した。
これを言ったら彼には
抱きつけない
最悪な場合会えないかもしれない。
追い込まれている私の頭の中
辛くて苦しくて、
何が正解か分からなくて、
彼は私を愛しているのかな…。
そういう不安と
彼とはもうお別れなのかな。
そういう絶望感。
そんなこと思いながら、寝室で彼を待っていた
ガチャ
よし│起きてたんか、笑
彼は笑顔でそう言う。
○○│よしくんと久しぶりに沢山話したいし、
よし│ごめんな、仕事遅くまで…。
彼は涙目で私を見る。
よし│…明日記念日やろ?笑
明日…。
○○│あっ…!!ほんとだ。
よし│えー、○○忘れてたん?笑
明日は彼と付き合って3年記念日
彼は覚えていたんだ。
よし│明日は家でゆっくりしよ
彼はそう言う。
よし│渡したいものもあるし…?笑
彼は嬉しそうな笑顔でそう言う。
○○│へへっ、ありがと。
そんなたわいもない会話をしていたら
深夜の3:30になっていたんだよ。
彼と話すことが幸せで楽しくて。
よし│○○もう寝よか、
そう彼が言う
悲しいけど明日彼がいるなら、
私はそう思い。
○○│うん、おやすみよしくん。
私はそういい
彼の唇にキスを落とした。
よし│…笑
彼は笑い
彼は私に抱きついた。
そして、私達は眠りについた。
翌朝
時刻は11:30
もう昼になっていた。
昨日夜更かししたからだなんて思っていた
横を見ると、彼がいて、
久しぶりに彼の寝顔を見たんだよ。
いつぶりだろうか、
そんなことを思いながら私はリビングへ向かう
今日は記念日だから、
だなんて思い張り切って昼飯を沢山作ったんだ。
○○│よしくんまだ起きないのかな…?
そう思い寝室を覗くと
彼はまだ寝ていた。
仕事の疲れとかあるんだよね。
そう思い私だけ昼食を食べ、
掃除などをした。
そんなこんなで時刻を見ると2:50
彼はまだ寝ているのかな、
とか思い。私は本を読みながら彼を待つ
本を数分読んでいると、
上から彼が降りてきた。
よし│なぁ、なんで起こさんかったん〜…
だなんて、目を掻きながら私に言う彼
○○│起こしたら迷惑だと思ってさ、
私がそう言うと、
よし│○○とおる時間少ないやーん。
だなんて駄々をこねる彼
そんなこんなで時間はすぎ
夕方の5:00
彼は私を呼ぶ
○○│んー?
私が返事をすると、
よし│これ!はい!!
と渡されたのは、
ブランド物の紙袋。
その中身を見てみると、
香水が入ってたんだよ。
○○│え…?
私が戸惑ってたら、
よし│んぁ〜、これ!甘酸っぱいレモンの匂い!
だなんて彼は笑顔で言うんだよ。
○○│この匂い…。
思い出した。
この匂い彼の袖ら辺に着いてた匂い。
もしかして、香水を選ぶために…?
そう思っていたら、
よし│どないしたん…?笑
彼は私に問いかける
よし│帰って来た時香水きつかったよな、笑
“ごめんな”
と謝る彼
よし│どれが○○に合う匂いか香水いっぱいつけちゃって、笑
彼はそう言って照れる。
浮気とかじゃなかったんだ…。
だなんて思って
私は安心になり
涙を流した。
よし│おぉ、お、大丈夫…!!
彼は慌てて私に寄り添う。
やっぱり彼が大好き。
よし│…○○あとこれも
そして、私にみせたのは、
輝いた指輪だった。
よし│まだ付き合って間もないかと思うけど、
彼は照れくさそうに笑う
よし│結婚してくれる…?○○
彼はそう私に問いかける
○○│はい、勿論です。
私がそう言い彼は笑う。
幸せだな。
一生このまま時間が止まればいいのに…笑
なんてね、笑
end