chapter 1
ピコン
深夜の1:00
私の携帯に一通のメッセージが来た
「もう会われへんごめん。別れよ」
と、その一文だけだった。
その送り主は、
私が愛してやまない温斗だった。
「冗談やめてよー笑」
私がそう送ると、既読がついた。
そのまま、返事など返ってこず
朝になった。
○○│…温斗…??
彼はどこにもいないのに、
愛してやまない彼の名前を呼ぶ。
“ 別れよう “
返信が返ってきたのか見てみても。
変わらず既読スルー。
○○│なんでよ…。
そんなこと思いながら、私は仕事へ向かった
仕事場に着き、いつも通りに仕事をする
○○│おはようございます。
上司などすれ違う人に挨拶をする。
「おはよ」
と後ろで言ってきたのは
同期の朝光だった。
○○│おはよー。
私がいつもどうりに挨拶を返すと
朝光│○○ちゃんと寝た?
と朝光が言ってきた。
○○│んー、そこそこ?笑
私がそう言うと、
朝光│なんかあったやろ
朝光にはお見通しだった。
○○│何も無いよ。
と少し強気で言ってしまう私。
○○│ほら、エレベーター来たよ乗って。
と朝光と一緒に作業室へ向かう
エレベーターでは2人きり
何も喋らず作業室へ着いてしまった。
○○│今日なんかあったけ
私がそう聞くと、
朝光│朝から会議
と、彼はいい席へ着いた。
彼は何も完璧で、ほんとに温斗みたい。
とか思っちゃう時が時々ある。
○○│よしっ、頑張ろ。
私はそう思い席につき
作業へ取り掛かった
色々な書類を見て、パソコンとにらめっこをする
正直退屈で、この時間が1番長く感じる
朝光│○○時間やばいで
と、朝光が教えてくれた
急いで会議室へ行き
時間通りに会議を行った。
” 今回はこうがいいと思うな “
” んー、でもこれもありじゃない? “
” これはこうした方がいいと思う “
と、色々なアイデアがぽんぽんぽんぽん
口から出てくる。
正直いつもより集中出来なかった。
やっぱり愛してやまない彼が気になって…
すると、
トントン と肩を叩いてきた。
朝光│…○○出番やで、
何も話など聞いてなかった。
何をすればいいかも正直分かってない。
○○│あー…えーと、これは…!!
と言い、昨日深夜まで考えて
頑張って書いた
夏色ぽいワンピースを提案した
” いいですね、これ可愛いです “
” 他の色とかは…?ださないの? “
” んー、生地とかは? “
評判だった。
彼のために描いたと言っても過言ではない
○○│生地は少し分厚めで…、
と色々質問などを返し、朝の会議が終わった。
○○│疲れたー。
私が席へ着くと、
首がひんやりした。
○○│ひゃ…!!
私がびっくりして声を出すと、
朝光│大袈裟やな、笑
朝光が缶サイダーを私の首に当ててた
朝光│ん、これ、おつかれ
と言い、私へ缶サイダーを渡し
席へと向かっていった。
やっぱり少し彼と似ている。
私はそう思い、缶サイダーを開け
またパソコンとにらめっこをした。
いつの間にかもう夜中の8:00
いつまで睨めっこしてたんだろう。
そんなことを思い、作業室を出て
事務所へ出て、真っ直ぐ家へ帰った。
○○│はぁー…。
私は深いため息をつき、
家へと帰ってきた。
疲れ果てた体を横にし、
私はそのまま眠りについてしまった。
プルプルプル
電話がなり目が覚めると、
朝の9:30
いつもなら遅刻だけど、
今日は仕事がないため少し命拾いをした
電話がうるさく鳴り響き
その電話を取ると、
実家のご近所さんからだった。
” ○○ちゃん!今日仕事は!? “
少し慌てたように、そう聞いてきた。
○○ │ないですけど…。
私がそう答えると、
“ よかった…!!さっきお母さんが倒れたのよ…! “
と、衝撃の事実を伝えられた。
○○│え…?
把握ができない。
なんでなの…?
私がそう思い、
○○│急いで向かいます。
そう言うことしか出来なかった。
” △△病院ね…!! “
と、ご近所さんは言い、電話を切った。
私は急いで準備をし、
車を少しスピード違反をし、
△△病院へと向かった。
私が△△病院へと着くと、
見慣れた男の方が歩いてたんだ、
○○ │いや、その前にお母さん…!!
私はそう思い、お母さんを探した。
○○│あ、あの…!!キム・ミナさんは…!!
私は慌てて看護師さんへ聞き
病室へと、案内された。
病室へ着いたら、
お母さんがベットに横たわってたんだよ。
今日目が覚めることは無いでしょう。
明日以降くらいになります。
だって、言われても、
私どうしよーもないのかな。
と、私を責めた、
△△病院に来て、もう約3時間
いたんだ。
覚めることなんかないとか分かってるけど、
やっぱり心配で、でも、
意味が無いと、思い私は病室を出て、
帰ることにした。
私が病室へ出た直前
病院に着いた時に見た見慣れた男の方がいた
その人が気になり、
少し後ろへと後を追っていたら、
その男の方は、病室へと入ってしまった。
名前だけでも…!!と思い、私は
病室に名前が書いてる所を見たら、
” 渡辺温斗 “
と、書いてたんだよ。
コメント
3件
もうやだTT 泣けるやん、主さん天才
えっと…神で合ってますか?