コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
『今の麗にとってはこの世って、いきなり放り出されたぜんぜん知らない世界なんだよね。しかも周りにいるのはでっかい怪物みたいな連中じゃん? 麗から見たらさ。そんなの、めっちゃ怖いじゃん』
叔母さんのその言葉に、私は、
「確かにそうかも……」
って思ってしまってた。そしたら抱っこしてる麗のことがすっごく可哀想に思えてきて。
そうだよね。麗は私とシュンくんが勝手に呼んじゃったんだよね。麗にお願いされたんじゃないんだよね。麗が私より叔母さんに懐いてるっぽいのも、叔母さんの方がすっごく丁寧だから怖くないんだって思ったら、なんか分かっちゃった気がした。