TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)
月虹の教室

月虹の教室

「月虹の教室」のメインビジュアル

10

第十話 灰色の記憶

♥

101

2023年02月24日

シェアするシェアする
報告する

 その記憶は、陰鬱な灰色で塗りつぶされていた。

 忘れもしない、それは六月の半ばの水曜日の出来事だった。

「あーあ、今日も午後から雨だって」

 分厚い雨雲に閉ざされた空、昼間なのに明かりをつけなければ暗い教室で、誰かがつぶやくのが聞こえた。

「なんか、この前の映画みたいだよね。ほら、世界が終わる、みたいなやつ」

「ああ、えっと、アポカリプスナイトとかいうやつでしょ? 見た見た」

 それは、ノストラダムスの大予言をモチーフにした映画だった。空から恐怖の大王なる怪物が降ってきて、地球を天変地異が襲い、生き残った者はロケットを造って、地球外へと脱出するという。

 いかにもB級の映画だったが、もうすぐ予言されていた一九九九年の七月ということで、結構、人気らしい。

 ちなみに、信二に言わせると、

「くっだらねー!」

 の一言みたいだけど。

 進夢も別に、予言を信じていたわけでは*******

***********

*****

*****************************

**********************

*************

*********************

*****************************

続きはVIPプランで読みましょう

今なら7日間無料
  • メリット

    10,000以上のストーリーが読み放題

  • メリット

    VIP限定ストーリーが読める

  • メリット

    広告表示なし

いつでもキャンセル可能。

loading

この作品はいかがでしたか?

101

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store