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4時間目の終わりのチャイムがなった。
4時間目は数学だったのでとても憂鬱になる。
給食を待ってる間、友達と話す。その時間は好きでもないし嫌いでもなかった、けど苦しくはあった。自分が空気になってるような気がして気持ちが悪い。その時(さな)は言う。
「さくら大丈夫?」
私の名前はさくらだった。
顔が怖いよと言われ少し自覚が湧いた。こんなことでヤキモチ妬いてる自分が嫌になるなと内心思い、私はこう言った。
「大丈夫だよ。」
と。
(さな)はほんとー?といい話に戻っていた。私はこう思う。大丈夫じゃねぇよ、辛いよ、苦しいよ、助けて、ってそういったって困るだけ。そして給食がきた。
給食は好きだった。食べることに夢中になる、けれどその時は味があまりしなかった。なんでだろなって思いながら食べていた。なんなら不味く感じた。
「まず。」と。
思いながら食べ終わり昼休みがやってくる。その嫌な昼休みがやってくる。私は友人達と喋る。その人たちはいい人だった。私なんかに優しくしてくれ、付き添ってくれる。それでとても嬉しかった。なのにその中にいる自分を殺してしまう自分がいた。その自分が大嫌いだ。自己中、自分勝手、何も出来ない自分が気色悪くて、キモイと思ってしまう。
「てかさくらってさ~……。笑」
あぁ。またいわれる。やめてくれ。辛いのに、欠点ばっかりしゃべられる。その時は私は笑うことしか出来ないのに、喋りたくもないのになんでそんなこと言うの?
息が詰まる。苦しくなる。そう思いながら話は進んでいた。普通の人ならこういうだろう。
「「やめてよ」」
って。
けど私はいえなかった。というか度胸がなかった。ただ地面にすがりついてる人間がそんなこと言ってもいいのかと思い私はこういった。
「ごめんごめん笑」
と笑うという仮面を被ってしまう。辛くなるだけなのに隠してしまう。それが私だった。そのままチャイムがなりしんどい話が終わった。
私は、なに被害者してるんだろと内心泣きながら思った。
この話は実話であり、フィクションではない。
また次回に。