(前編と同時刻のお話になります)
《日常と非日常-🍣🤪-》
🍣視点
「…ふぃー…」
疲れたぁ…これで今日の仕事終わりっ!
今は…19:00か、ちょっと早めに終わったなー…
「…」
静かな自室
目の前に広がる資料
チクタクと音を鳴らす時計
…1つ、足りない。
…俺の相棒が、彼女が、足りない
俺は、仕事をしながら活動もしているけどそこまでブラックな会社ではない、どっちかというとホワイト…いやグレーな会社…かな
朝は普通に8時くらいに起きて、半分寝ながらご飯を食べる。ちゃんとしてはないけど。で1時間したくらいで仕事を始める。
わざわざ家の外には出ない、自宅での仕事。その代わり、凄いほど仕事が降ってくる。1日かけてギリギリ終わるような。
でもその分、自分で時間調節出来るから活動も、ないこの会社も、全て兼用できる。
そんな感じの日中で、夜までやってることが多い。
昼は気づいたら通り過ぎてるし、夜は朝と対して変わらない、買い置きしてたカップ麺だとかパンだとか。
そんな何も篭ってない1日。
歌い手の1日だってある。大体出払ってるけど。企業の問い合わせとか、スタッフさん達の面接とかその他もろもろ。
その日は結構楽しく仕事してるよね、普段と違って。でも両方やりがいあるし続けている
色々やって、結局夜の1時。
「…L〇NEするか…」
やっっっと心を決めて、彼女にL〇NEする。
ピコンッ♪
思ったより早く既読が付いた。
デートしよ、なんて送って、送った後に恥ずかしくなったけどメッセージを消さなかったのは褒めて欲しい。
「え”っ!?オッケー!?」
うれっ…嬉しいけど…ええ!?
それからいろいろ決めて、なんだかんだ2時過ぎ。
「…あれ、なんでこんな時間にまろ起きてたんだろ」
…ああ、彼女ってのはまろの事だからね? 取ったら…ねぇ?
仕事?いやそんな訳ないよね…そんなことしてたら体調悪くなっちゃうからやらないはず…
たまたま起きただけかもだし..え通知音で起こしちゃった!?うわ、申し訳なさすぎる…
そして、当日
いつも通り8時に起きる。その後は長い時間をかけて朝の支度。
いつもよりも綺麗に、カッコよくセットした髪、自分とまろのカラーを入れた服、バチバチに決めたピアス、欠かせないネックレス。あとは、まろの服だけ。
まろの家に勝手に入るのはあれだから、ちょっとそこの服屋さんまで買いに行く。
店に入ると、そこそこなお客さんがいた。
女の子2人組とか、親子さんとか、男の子グループとか。
そんな中俺は1人で、彼女の為の洋服を選ぶ。
なんか入った途端凄く注目を浴びてビビったけど、フル無視で店内へ入って何食わぬ顔で服を選んだ。
レジを通り、店を出る。
「わ、時間ギリギリだ!急ごっ」
すこし小走りで、まろの会社の玄関へ向かう。
出入口の横のベンチ座り、まろの服を抱え待つ。
しばらくすると、キチッとスーツを着こなす高身長の人の姿が。
「…あ!」
俺は勢いよく立ち上がり、出入口の正面へ。
青髪の高身長は、俺に気づくとふにゃりと笑って出入口から出てきた。
「…ないこ!」
「久しぶりっ!まろ!」
まろの顔は、少し疲れているように見えた。
コメント
6件
天才すぎます…
ふぁぁぁぁあッッッ最高…です…。 ……(o_ _)o パタッ(尊タヒ)
ぁぁぁぁぁぁ⤴︎好きです()