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約1ヶ月後
陽華)天紫〜、今日からちゃんと入学だぞ?平気か?
天紫)なんというか……もうほぼ毎日あの人たち会いに来ているんで緊張とかなんにも…
陽華)まぁ、それもそうか……あ、迎えが来るらしいから楽しみにしててよ
天紫)んぅ?はーい!
暫く待っていると保健室の扉がノックされ陽華さんが扉を開けると華望が居た
華望)よっ、天紫
天紫)あんたがお迎えなの?
華望)なんだ?ご不満かよ笑あ、そーそー、バカ教師から伝言だ
天紫)??
華望)今日は授業なしで全教師の前で僕らと喧嘩だと
天紫)え!?わ、私まだ異能扱えないのに…
華望)まぁまぁ、少しずつ扱える様にしてるんでしょ?
天紫)まぁね、出来るかなぁ……
華望)さぁな、ほれ行くぞ
天紫)え、ちょ…はぁーい!
その後、私は自己紹介という名の遊びをしてから校庭に連れ出された
天紫)あ、あのぉ…
な、なんか……私色んな人に見られているんだけど!?教師……だよね?あと他の生徒もチラホラと…
??)お前が魁翔の野郎が言ってた天紫か?
天紫)ンムッ
外に連れ出されるなり教師の1人に頬を掴まされ顔を無理やり合わせられた
??)テメェ…星彰一族の血の匂いがするなぁ?
天紫)??(星彰…一族……?)ひゃ、ひゃの_
魁翔)はいはぁーい!ほんの少し前に我が生徒が拾って来た生徒を紹介しまぁーす!
天紫)!?
魁翔さ…先生に引っ張られ真ん前に立たされた
天紫)(人……すごい少ない…大体……20人ぐらいか?)あ、の……
魁翔)はぁーい、こちら正体不明の天紫さん!
全員)!?ザワザワ
天紫)あ、あの……
魁翔)はーい粛清!今日呼んだ理由はこいつを認めてもらう為だ、まぁ別に認めてもらわなくとも「この俺」がこいつを出迎えてんだ、異論はねぇよな?
天紫)(この俺…?そういえば……ここの教師陣はなんか凄い偉いし強い人達がいる…んだっけ……つまり魁翔先生も?)
魁翔)そして!この子と喧嘩をしてもらうのは我がクラス員である!
なんだんだあり、私の紹介は終わり華望達との戦闘が始まろうとしている
天紫)(わ、私戦闘未経験なのに…多分……)
緊張しながらも私は張られた結果の中に入り込む
天紫)……よし
武器の生成…自分の使いたい武器を想像しそこに力を流し込むと想像した武器が現れた
天紫)お、結構しっくりする……
クルクルっとナイフを回し自分の手に馴染む様にする
天紫)…よし……
私の準備が終わると全員が察したのか中に入ってきた
天紫)……もう始めるの?
魁翔先生の方を見ると頷いて右手を上げ「始め!」と言って上げていた手を勢いよく下ろした
天紫)うわっ!
緑龍)悪いな、ここで見せれれば偉いヤツらの部下に入れるんだ
天紫)知らんよ!
後ろに飛びナイフを数本投げる
緑龍)聞くわけないだろ
緑龍が槍でナイフを防ごうとし、槍とナイフがぶつかった瞬間に私は呟いた
天紫)【爆符 火龍の涙】
緑龍)!?
大きな爆発が2回……その爆発の間にバチバチバチッと火花が散るような音が聞こえた
天紫)っと…
地面に着地するとそれを待っていましたと言わんばかりに華望が銃を撃ってきた
天紫)ッ…【断 改】!
銃弾と私の間に空間を切断し華望の真後ろに銃弾が来るようにもうひとつ空間を切断した
華望)!?(まさか……あの空間になにか入るとワープするのか!?)
天紫)(あっぶな…これじゃほんとに負けるッ…)
ナイフから槍に変え槍先を地面に突き刺してから私は槍から離れた
月華)忘れてると痛い目見るよ!
天紫)!?
後ろを振り向くと月華の使役している妖怪が居て急いで下にしゃがみナイフをパッと出し妖怪のお腹を目掛けてナイフを突き刺す
天紫)ッ…(硬い……これが核ってやつか)しゃーなし…【エンチャント 黒炎】
月華)まっじぃ…?(無茶苦茶っしょ……つーか…)使い慣れてやがる……
天紫)ッ…(きついな……体力的問題もあるし力が全く出ない… )
妖怪が燃え尽きたあとナイフをしまい先程地面に突き刺した槍の持ち手の先っぽにひょいっと飛び移り弓矢を作り出す
天紫)こんなもの…か……【エンチャント 光の雫】
矢にエンチャントを付け真上に向かって矢を放つ
華望)させるかッ!
天紫)【コピー 緑龍】
地面に倒れている緑龍とは別の緑龍……私が作りだした緑龍が華望のナイフを受止め投げ飛ばした
月華)ちょッ…流石に死ぬッ!
月華がそう呟くと「辞めい!」と一際大きい声が聞こえ私の異能は消え去り先生が張った結界が解けた
天紫)んぇ……
キョロキョロと周りを見渡すと教師の1人が「天紫の入学を許可する!」と聞こえ……
と手を叩く音が聞こえ私の槍が消え去り重力に従って落ち思わず目を瞑ると誰かに抱えられる感覚が来た
天紫)ん、ぇ……
夜凪)よっ
天紫)あ、あんたなんで…
夜凪)うっせ、つーかお前俺ら何回も言ったよな?能力に慣れねぇうちは俺らを呼べってよ
天紫)だ、だってぇ…これ一応私のだし……
夜凪)だからってなぁ…
夜凪からの説教が始まりそうだった時倒れていた緑龍が起き上がり「貴様よくも……」と言って襲って来そうになったが水無月がそれを止めやっとこさ落ち着いた時間が来た