『遠くにいる君へ。』
友達に書いてって言われたやつ!
🔞無しです、
多分みんな楽しめるはず。!
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…. ずっと寂しかった。
渡辺side
今日、辰哉に呼び出された。
..なんか、嫌な予感というか、、変な感じがする。さっき事務所の廊下ですれ違った時も、気まずそうな顔してて。YouTube撮影の時も気まずそうで。、約束の時間は午後6時、今の時間は、、5時半。
心臓がゾワゾワして、落ち着けない。
渡辺)..早く帰らないと、。
..約束の時間だ、
渡辺)、ただいま、
深澤)おかえり、、って、丁度6時じゃん。笑
渡辺)ん、ほんとだ、笑、..でさ、話って、なに、?
深澤)…あのな、翔太、
渡辺)うん、?
深澤)、俺、ドラマの撮影で、..2ヶ月間、会えないんだ。
そこからの記憶はほぼ無い。ただただ、泣きたくて、辛かった。辰哉がいなくても俺、やっていけるのかな。そう思うと怖くて怖くて仕方がない。..でも、頑張らないとなんだよな。結局、居なくなることは確定なんだから。
~
少し時間が経ち、辰哉はもう寝てしまった。あぁ、辰哉の寝顔も、明日から当分見れないのか。。そう思うとまた、涙が込み上げてくる。明日は朝イチで家を出るらしい。だから俺も早く起きて、お見送りしたいな。。はぁ、なんか、眠くなってきちゃった。笑、一緒に寝れるのも、最後。寂しい気持ちもありながら、布団に入る。そして、すやすやと眠る辰哉の額に浅く口付けをした。
渡辺)..おやすみ、辰哉。
疲れていたのか、俺はすぐに眠りについた。
~
渡辺)ったつや、!おはよ、..っ、、
俺が起きるともう、辰哉は居なくなっていた、とてつもない罪悪感が俺を襲う。あの会話が最後だったんだ。悲しくて、悲しくて仕方ない。..右手になにか、紙の感触がした。見てみるとそこには見慣れた文字で『翔太へ。』と書いてあった。咄嗟に開き、ゆっくり目を通す。少し汚い、辰哉特有の字。俺はこの字が大好きだ。..読み進めると、なぜか涙が込み上げてくる。紙を滲ませない様、手紙を閉じてサイドテーブルに置いた。辰哉が居ない。だんだんと実感してきて、ベッドの上で1人、泣いていた。
渡辺)お腹、、空いたな、。
ふとそう思った。ゆっくり動き出し、台所の前に立つ。
渡辺)..辰哉の好きな卵焼き、、作ろ、。
なにを作ろうか迷った結果、結局辰哉が好きな甘めの卵焼き。そしてベーコン。毎日2人分作ってるから、凄く寂しくなった。
渡辺)、、いただきます。
味はまぁまぁ。、辰哉なら美味しいって言ってくれそう。笑..1人で食べるご飯はやっぱり、何かが足りない。その”何か”は分かりきっている。1人で黙々と食べ続けると、スマホの通知が鳴った。
佐久間)「翔太〜、おはよ!」
いつものメッセージ。佐久間は俺の親友。そして、唯一相談できる友達。毎日何気ない会話を繰り広げてる。ご飯を食べる手を止めて、佐久間に返信をした。
渡辺)「おはよ。」
再度食べ始めようとして、スマホを置こうとする。だけど、すぐに返信するあいつは、たった数秒で返信してきた。
佐久間)「なー、寂しくない?」
返事は迷ったが、こいつは唯一の親友。相談出来るのもこいつだけだから俺の気持ちを正直に送った。
渡辺)「寂しいよ。そりゃあ。笑、ってかさ、2ヶ月暇?」
…頭のおかしすぎる返信をしてしまった。なにしてんだ、俺。..まぁ、あいつは暇人だからもちろんーとか言ってくるだろ。..せっかくだし、辰哉がいない間、佐久間と遊ぼうかな。そんな期待をしながら佐久間の返信を待つ。ご飯は、、また後で食べよう。
佐久間)「ま、流石に寂しいよな。笑、、2ヶ月、、?!..暇だけど。」
渡辺)「ん、だよな。笑 辰哉、今いないじゃん?せっかくだし、2人で存分に遊ばない?笑、あ、もちろん舘さんのことも考えてね、?!」
佐久間)「はぁーい!涼太に伝えてくる!」
渡辺)「ん、ありがとな。」
佐久間と舘さんは付き合っている。だから、あんまり遊びには誘わないようにしてたけど、、流石に寂しすぎるからさ。笑 舘さんもわかってくれるでしょ。
佐久間)「しょーたー!!今涼太に聞いてきたけどね、全然いいよ、だってさ!!」
渡辺)「まじ?良かったわ〜、、笑」
佐久間)「あ、翔太さ、この前買い物行きたいって言ってなかったっけ?、後で行かない?」
渡辺)「おっまじ、行く行く〜、」
佐久間)「ん!決定!!あとでお前ん家行くわ〜!」
渡辺)「おっけ、ありがとう、笑」
スマホを置き、食べ途中だったご飯にラップをかけ、急いで準備をする。..俺、案外辰哉が居なくても頑張れる気がする。そう思いながら着替え、ひとつため息をつく。そして、届かない決意を、辰哉に向ける。
渡辺)辰哉、俺、辰哉が居なくても頑張るから、
絶対届かない。だけど、辰哉に届くように。..
インターホンの音が鳴る。
あいつ、、来るの早すぎ、笑、
ドアを開け、佐久間に一言、ちょっと待ってて、と言い、ドアを閉める。はぁー、、存分に楽しむぞ。そう思いバッグを持ち、ドアを開けた。
佐久間)ばぁっ!!
渡辺)うおっ、..びっくりさせんなよ。笑
ドアを開けると目の前に笑顔の佐久間が立っていた。俺はいつも、この佐久間に助けられる。そして心の中で辰哉にもう一度、俺、頑張るからね、と誓った。
佐久間)なにぼーっとしてんの!ほら、行くよ?
渡辺)あぁ、ごめんごめん笑
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はぁ、切ない。
実際これ書いてーって言ってくれた友達も、彼氏とこんな感じなんですよね、、とても切ない。それをぴぴぴーって変えてこんな感じにしました。(?)
短くてすみませんね、それじゃまた次のお話で!