私は「普通」が嫌い。
縛られているようでただ気持ち悪かった、母親はこう言う「普通なんだからしっかりしなさい。」「普通にできることをあなたはなんで出来ないの?」なんてさ、そんなんわかんなかった。いや分かりたくもない、そんな私の人生を語るひとつの物語。
目覚ましがなる。
「ふぁ。」
と私は言う。階段で降り、顔を洗い、制服に着替え、食欲がないからヨーグルトだけ食べる。そしてこう言う。
「いってきます。」と。
母親は何も言わない。これが私の「朝」だった。
学校に行く途中。
双子の同級生に会う。家が近くて5分もかからない。そして私を見てこう言う。
「おはよう」
そして私も言う。
「おはよう」と、その双子は笑う。そして話し始めた。私はその他愛のない話が好きだった。
何も考えない、悩ませない、ただ頭を空っぽにして話す会話をするのが好きだから。
双子と一緒に学校につき、教室に入る、中には女子約8人、男子約2人くらいしかまだ来ていなかった。そりゃそうだ。まだ時間が早かった。そしてみなこう言う。
「おはよう」と。
ただそれだけを言い、みな自分たちの会話に戻る。私は席にカバンを置き 、友人の机の方に行き話をする。双子の片方と同じクラスだった、その子の名前は(さな)だった。そしてもう2人くらいの友人(なつき)と(まほ)だった。その4人でいつも話していた。
けど私はこう思ってしまう。
私は普通の人として生きれてるかな。
と。
ただ笑って流して話してるだけなのに苦しかった。ちゃんと会話に入れてるのかなって考えてしまう。4人のはずなのに、私だけ空気になっているようで苦しい。その後朝の学習のチャイムがなる。
また続きに。
コメント
0件