. 魔 主 役 パ ロ
…
一瞬、窓の外が光ったような気がすれば
ゴロゴロッ、という大きな音と共に
情けない叫び声が耳を突き刺す。
そう、雷だ。
…
今日も相変わらずうるさい我々師団の師団室、
そこには4人の悪魔がいた。
~
sho「あかん、ッ いややぁぁぁ、っ」
ci「ひ、光ったってぇ~、ッ …」
叫び声の原因は彼等だろう、…
師団室の端っこで、2人抱き合って
目を瞑って泣き叫ンでいる
トイフェル・シャオロンと
ガオナァ・チーノ。
2人とも悪魔学校バビルスの生徒であり、
「我々師団」の団員。
sho「ひぃぃぃぃ、」
ci「いやぁぁぁぁぁぁ…」
そんなに
雷が怖いのか、
小刻みに震えており、
しっぽまで力が入っていないようだ。
…
shp「うるさ、寝れないンすけど…」
ut「ただの雷やん、流石ビビリ四天王やな、笑」
一方、それぞれ師団室の中で
何時ものように
くつろいでいるのは
イロニー・ショッピと
レイラー・ウツ。
同じく生徒であり、団員。
2人は呆れたように
シャオロンとチーノを見守る。
…
ut「御前等、雷もだめやったんか、?」
sho「んな、!…音に吃驚しただけやし!!」
ci「そ、そそそそうですよ!!まじうるさいねん!!」
shp「耳塞いどけばいいやないすか。」
sho「い、いや…」
…
びびりながらも
くだらない会話のお陰で
少しは落ち着いてきていたその頃、
…
突然
師団室の電気が消えた。
sho「んわ、っッッ?、!」
ci「ひぃ、ッ 」
ut「んぁ、っ…」
shp「…っ、?、」
…
音もなく、急に
真っ暗になる師団室。
…
流石に怖がっていなかった2人も
少し声が出る
ci「暗い!くらい!!! 何も見えへんよぉ、…」
shp「ち、ちーの!! ど、ッ どこ行った!!」
…
元から抱き合っていた2人は
あまりの驚きに
腕を離したらしい。
…
shp「…廊下とかも電気消えてるっぽいすね、」
ut「…そのうち直るやろ。」
こっちの2人は
最初は驚いたものの、
意外と冷静だ。
…
そんな中、再び
窓が ぴか、っ と光る
ci「やぁぁぁ、ッ しょっぴぃ、っ…」
shp「 …チーノ、…こっち。」
sho「また光ったぁぁぁッ… ちぃのぉぉぉ!!!」
ut「い、ッ た ?! シャオちゃんそれ僕ぅぅ…」
…
まだ雷は落ちてもいないのに
この騒ぎよう…
…
チーノは寝袋に入ったショッピに
しがみつきながら
しっぽを巻き付け、…
シャオロンは後ろから
ウツのつのを掴んで
暴れる、…
…
ci「がちで無理ぃぃぃぃ…」
sho「ひぁぁぁぁぁぁ、っッ」
…
ぱにっく状態の2人は
いくらショッピがなだめても、
ウツが取り押さえても
落ちつかない、
…
shp「…嗚呼、ほんまに、」
ut「ただの雷やて、…」
sho「た、ッ…ただの雷やないってこれ!!」
ci「こ、こわいよぉぉ、…」
…
泣きながらぎゃーぎゃー言う2人に
溜息を吐きながらも、
意外と優しいのか
結局は側にいるショッピ達、…
…
気付けばもう、
雷は止んでいた。
~
shp「…大先生、シャオさんは、?」
( こそ
ut「んん、… 寝たっぽい、な。」
ci「んン… ぺ、ぺぺぇ…」
( 眠
sho「おれは、…こわく、な…」
( 寝
…
ショッピとウツに
毛布をかけられて、
隣で仲良く寝る2人、
、、、
ut「寝ててもうるさいやん、笑」
shp「…w」
…
2人が起きる頃には
空は晴れていたとか、…
。
おわり
…
ut「あれ、ショッピ帰らんの? 2人もう帰ったで。」
shp「あー、先どうぞ…。」
ut「珍しいな、何しよるん?」
shp「さっき隠して置いといたカメラ、ちゃんと撮れてるかな思て…」
ut「うわ御前、… ほんまにぶれへんな、」
shp「いやおもろいッすよ(笑)一緒見ます?」
ut「…遠慮しとくわ、」
ut「あ、ッ…もしもし? 、…うん、うん …帰るのが怖い、? 」
shp「…、」
ut「僕が居るから大丈夫だよ。…うん、勿論 …今行くね。」
shp「… 昨日の子ッすか?」
ut「いや 、一昨日の違う女。…じゃーなー 」
shp「はーい(笑)」
…
おわり
…
だよ
???
、
コメント
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とにかく可愛い。
魔主役パロっすか!?✨️最高です🫶🏻