その巻が完成した場合は、題名の横に「改」をつけます。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
邪神開放を目にした俺、リードとホテアデス、フォティ、セサ、
リイナ、フェレール、リグは急いでリトル・ヘブンへ向かっていた。
だが、もう世界には異変が見られた。
リトル・ヘブンに向かっている途中、リトル・ヘブンの隣町であるルミアを通ったのだが、
草原に行く前は人が歩いていたのに、今は人気が少しもない。
スキル〈領域探索〉をしても、人間の反応が少しも見られない。もう、邪神の力が影響しているのだろうか。
リトル・ヘブンにも変化があるかもしれない。俺たちは走る速さを上げた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「何なんだよ、これ…」
リトル・ヘブンに着くと、街中が家事になっていて、壊滅状態になっていた。
だが、違和感が一つだけある。ダンジョン前広場とダンジョンがある崖は、
結界に守られているように、少しも損傷していない。
街の人達もその事に気づいて、すぐにダンジョン広場へと避難したそうだ。
俺たち、クラン〈紅蓮の鳳凰鳥〉のメンバーもダンジョン広場に入り、
何があったかを、町長のクリードさんと、俺の師匠であり祖父のルブロックに説明した。
師匠は
「なんとしても邪神フォルグの陰謀を食い止めなければならん。じゃないと、世界は滅亡し、大変なことになる」
と言っていたが、町長のクリードはヒステリーなことが短所で、
「一体あなた達は開放の現場にいたのにもかかわらず、何をしていたのですか!?」
と、怒鳴り散らされた。
町長をなだめたあと俺たちは、広場を出てから邪神フォルグの右腕を探したが、もう右腕はリトル・ヘブンにはいなかった。
邪気がないことを確認し終わったあと、俺たちは急いで隣町のルミアへ向かうことにした。
なぜ村人が一人もいなかったのか、確かめるためだ。
無事、何事もなくルミアに着いたはいいが、さっき見たときと変わらず、人気が一切ない。
かと言って、街が損傷した形跡、争った形跡は一つもない。
「まるで神隠しだな、これは…。」
ホテアデスが、目の前で起こっている奇妙な現象に驚きながら、感想を言った。
「神隠しと言うより、邪神隠しでしょ」
フォティも呆然としながら、ホテアデスに指摘をしている。
一体、どうなっているんだ?
消えてしまった人たちは、どこに行ってしまったんだ!?
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!